沖縄を背負う変人── 黒島真洋という”現象”
台湾に来てからたくさんの人に出会ったけれど、 「この人、マジでどうかしてるな」と思った回数では断トツ1位。 それが黒島真洋さん。
沖縄県人会の会長であり、私の元上司であり、琉翔の顧問でもあり、 そして、“歩くエンタメ”みたいな人でもある。
一見ふざけてるけど、人生はガチ
黒島さんの話をすると、みんな最初は「えっ?」って顔をする。
たとえば、事務所での休憩時間。 なかなかデスクに戻ってこないと思って探しまわったら、 ソファーと在庫の段ボールの隙間に体育座りで埋もれて寝ていた。 そのまま展示物かと思った。 (本人いわく「一番風が通る場所」らしい。知るか。)
ある時は、事務所から遠く離れたカフェで、私が黒島さんを向かいにして座りながら、事務所のシャッターリモコンをいじっていたら、 「おい!シャッターが開く!やめろ!」
……いや、物理的に届くわけないです。どこまで賢くて、どこまでアホなのか、毎回判断に困る。
初めて会った時は、全身真っピンクのスーツに分厚いメガネ(ド近眼)クリスチャン・ディオールのマフラー。 ピコ太郎の癒し系バージョンという表現がいちばん近い。
でも身なりに気を使うタイプかと思いきや、 普段はボロTに毛玉まみれのスラックス。 私が「一緒に歩くの恥ずかしい」と言うまで、意に介する様子もなかった。
靴を耳にあてて「もしもし、もしもし」と笑えるのか笑えないのか、ギャグなのかボケなのかわからないことを言い出したり、 LINEでは突如「黒島スタンプ」を連投してきたり…… もはや説明不能である。
でも、そんな“変な人”が、本気の仕事をしている。
即興力と突破力で、案件を決める人
黒島さんは、即興で案件を決める。 打ち合わせでも営業でも、「何も決めてないけどとりあえず行こう」と言って、 その場で雰囲気を作り、言葉を編み、空気を動かして契約を取ってくる。
「プレゼン資料を準備して…」なんて流れとはまるで違う。 でも、その柔軟さと説得力に惹かれて、動く人が確実にいる。そして私は毎回巻き込まれている。巻き込まれ事件。
実はすごい人(ここ大事)
ここまで読んで、ただの“愉快なおじさん”だと思ったかもしれない。
でも実際は、すごい人だ。
- 沖縄県人会 台湾支部 会長(数年にわたり日台交流を牽引)
- 沖縄県や企業と連携した文化・経済イベントの実施や学生相手にスピーチ登壇など
- 台湾社会に根を張り、移住者の支援も積極的に
- 琉翔有限公司の顧問として若手育成にも貢献
- 台湾で複数の居酒屋・飲食店を経営する実業オーナー
- 飲食店の開業・展開支援を手がけ、現地での食文化の橋渡し役を担う
- お酒の輸入販売業も手がけ、沖縄の味と文化を台湾へ届けている
- IT業界出身のバックグラウンドを活かし、大手飲食チェーンへのDX支援や業務改善アドバイスも提供
- そして何より、人と人、ビジネスとビジネスを“つなぐ力”がとにかくすごい。
- 紹介・橋渡しの達人であり、常に人脈のハブにいる存在。
……ただし、たまに私にむちゃくちゃなことを言ってキレられる。
沖縄と台湾をつなぐ実務者であり、現場主義の体現者でもある。
笑いの渦の中から、いつも一歩先を走っている。
私にとっての黒島さん
黒島さんがいなかったら、私はここまで台湾でやってこられなかった。
笑いと(+怒りと)一緒に、「いいぞ〜、いいぞ〜」と背中を押してくれる人。
ビジネスも人生も「楽しくなきゃ意味がない」と思わせてくれた。
それは、ふざけてるようで、実はとても深い教えだったと思う。
まとめ:この人をどう定義すればいいのか
真面目かと思えば変、変かと思えば尊敬もできる。よくわからない。 でも、「黒島真洋」という名前を聞いて楽しげに「あぁ、黒島さんね」と微笑む人は、たくさんいる。 それがすでに、ひとつの実績だと思う。
この先も沖縄と台湾のあいだで、体育座りしてたり、靴で「もしもし」していたり、ビール飲んでたりしていてほしい。最近は痛風がひどくて、もっぱらハイボールらしいけれど。