沖縄の伝統酒と出会う午後

赤峰街で体験した「泡盛品評会」

本日、台北・赤峰街で行われた泡盛(あわもり)の品評会に参加してきました。
沖縄の伝統酒である泡盛は、ここ台湾でも少しずつ知名度が高まりつつありますが、実際に複数の銘柄を一度に飲み比べられる機会は貴重。
会場には沖縄らしい華やかな紅型デザインのテーブルクロスと、ずらりと並ぶボトルたち。

泡盛とは?──沖縄最古の蒸留酒

泡盛は、500年以上の歴史を持つ沖縄独自の蒸留酒。
原料にはタイ産の長粒米(インディカ米)が使われ、黒麹菌で発酵させ、単式蒸留で造られます。アルコール度数はおよそ30度前後とやや高めですが、米の甘みや香り、長期熟成による丸みのある味わいが特徴です。

沖縄では祝い事や日常の食卓で親しまれ、水割り・ロック・お湯割りなど飲み方の幅広さも魅力のひとつ。近年は熟成技術の向上や新しい製法の試みにより、従来より芳醇でありながらも辛口のバランスを持つ銘柄も登場しています。

品評会で出会った泡盛たち

今回のイベントでは、沖縄を代表する複数の蔵元の泡盛が登場。
古酒(クース)からライトなタイプまで幅広く揃い、ひとつひとつ香りや味の違いを確かめながら味わいました。

  • 香り高くフルーティーなタイプ
  • 口当たり柔らかで米の甘みを感じるタイプ
  • 長期熟成によるウッディな余韻が残るタイプ

同じ「泡盛」というカテゴリでも、ここまで表情が変わるのかと驚かされる体験でした。
画像は講師のEddyさん。

イベントの雰囲気

会場となった赤峰街の展示スペースには、沖縄を感じさせる装飾や音楽が流れ、台湾にいながら小さな旅をしているような感覚。
参加者同士で味の感想を共有したり、講師の方から泡盛の歴史や飲み方のアドバイスを受けたりと、交流の時間も充実していました。

台湾で泡盛を楽しむ可能性

台湾でも日本酒や焼酎は広まりつつありますが、泡盛はまだまだ知られていない存在。
しかし、香りの個性や飲み方の柔軟さは台湾の食文化とも相性が良さそうで、今後さらに注目されていくのではないでしょうか。
今回の品評会では、圓酒居酒屋と島彩からの料理がおつまみとして提供されていました。沖縄の郷土料理ととても相性の良い泡盛。台湾の香辛料を使った海鮮料理や揚げ物とのペアリングも相性が良さそうだと感じました。

さいごに

泡盛は単なるお酒ではなく、沖縄の歴史や文化を映し出す存在です。
今回の品評会は、そんな泡盛の奥深さを体感できる貴重な時間でした。
もし台湾で泡盛のイベントを見かけたら、ぜひ一度足を運んでみてください。
その一杯が、沖縄への新しい扉を開いてくれるかもしれません。

投稿者:

なかち

二つの島のあいだで暮らしつつ、ことばを拾ったり、仕事したり、うっかり会社やってます。 琉翔有限公司という名前だけ強そうな会社の代表。